一粒の珈琲豆が世界を繋ぐ



おはようございます。
奈良県奈良市新大宮の“農と発酵Zen”です。
ゼンショー フェアトレード部
田中慶氏が講師を務めてくださった
“一粒の珈琲豆が世界を繋ぐ”
〜つくる人が見えるフェアトレードって何?〜
セミナーを受講して参りました。
ちょっと長くなるのでスルー推奨(・・;)
学んだことと、私が感じたことを
入り交ぜながら記します。
気になる方はお付き合いください。
本質に目を背け、
『味が美味しければそれで良い』
『価格が安ければそれで良い』
という消費者の無関心さが、
世界の生産者達の
貧困や飢餓から抜け出す機会を
奪ってしまっている、もしくは
奪ってしまっていることに繋がっている。
格差や貧困、飢餓が
世界から無くならないのは、
・どこでどのように作られているか
・そこの生産者達の暮らし振りはいかがなものか
このようなことを知ろうともしない
(生産者達との物理的&精神的な距離の拡大)
消費者である我々の無関心さにある
ということ。
日本は本来、もっと“物に感謝”できたはず。
その感謝を忘れた代償として
現在の日本はイミテーションまみれの商品に
囲まれた生活となっている。
我々日本人が
何不自由なく生活できている
(この生活水準を維持できている)と
思っているのは、
一見、企業努力のお陰で維持できている
ように見えているが、
実は、様々な生産者方の
生活や教育を向上させる機会を
結果的に奪っているという“犠牲”の上に
成り立っているということ。
物を消費する側の
『生産者自身が考え、危機感を共有し
“消費者の喜ぶ姿を想像”しながら
より良い商品づくりに邁進する環境づくり』を
サポートしていく大切さ。
そこから、生産者の無知さは
徐々に改善されていき
“真の生産者”へと成長していく。
自給率の低い日本。
災害の多い日本。
実際は世界中の様々な人たちと
私たちの生活は密接に繋がっていて、
相互に信頼して、相互に支え合って、
いかなければならないということ。
彼らに支えられて、
今、生活できているということを
もっと深く認識していかねばならない。
そういうことをしていない人々が多い
(本質まで考えさせてくれない社会な)ので
今の日本になってしまったのかも知れない。
うわべだけの豊かさに踊らされている日本。
便利さと安さを得て、
大切な何かを失った日本。
豊かさとは何だ?
コーヒーも、ワインも、チーズ…
私どもが扱う商品について
深く考える良い機会になりました。
ご清聴ありがとうございました。
本日もお客様のご来店をお待ちしております。
皆さまにとって素敵な1日でありますように。