『伝統的酒造り』ユネスコ無形文化遺産に登録



おはようございます。
奈良県奈良市新大宮の“農と発酵Zen”です。
少し、12月っぽくなってきた感じがします。
相変わらず近く大通りは
観光バスの車列や他府県ナンバーで
覆い尽くされてます(・・;)
住民生活が麻痺する前に、
改善策が施されるよう祈念します(・・;)
さて昨日のニュースといえば
やはりコレでしょう!
『伝統的酒造り』ユネスコ無形文化遺産に登録!
日本の伝統的な麹(こうじ)菌を使った
酒造り技術がやっと評価されることになりました。
ちょっと遅いくらいですが。
日本酒を大事に取り扱っている弊店としても
非常に喜ばしいことだと歓迎しております。
これを機に世界に日本酒の魅力が
もっと浸透していけばうれしいです。
弊店でも店頭にて創業以来、
日本酒の魅力について熱く語ってきました。
弊店がきっかけで
日本酒ファンになってくださった方も
たくさんいてくださいます。
弊店では“奈良に所縁のある蔵元”を
扱っております。
その品揃えは日本酒の魅力をお伝えする上で、
バラエティに富んだものになっていると
自負しております♪
特に火入酒や熟成酒の品揃えが多いのも特徴かと。
品揃えの1つ、
京丹後市久美浜にある木下酒造様では
銘酒『玉川』が醸されています。
こちらの酒蔵で杜氏として指揮をとるのが
イギリスに故郷をもつ“フィリップ・ハーパー”氏。
今から17年前2007年から杜氏として
こちらで目覚ましい活躍をされています。
氏は1988年日本の英語教師派遣の
JETプログラムで来日。
2年の任期を経て
奈良県の酒造メーカーで蔵人として10年働き、
2001年、南部杜氏資格選考試験に合格。
その後大阪の酒造メーカーを経て
2007年、木下酒造様へ。
氏は日本酒の伝統の根幹をしっかり学び、
古き良き日本酒を確かな技術で再現し、
今や、全国の蔵のお手本として
その考え方や姿勢、技術に注目が集まっています。
こちらの玉川のお酒は、
無濾過生酒として発売されるお酒も
美味しいのですが、
じっくりと熟成させたお酒が
特に素晴らしいです。
また玉川は“燗を付ける”と
その美味しさがさらに広がります。
ぬる燗、上燗、熱燗、飛び切り燗、
さらには燗冷ましまで。
冷酒、ヒヤ、はもちろんです。
飲用温度帯がとても幅広いのが特徴です。
現代のお酒は、
“吟醸造り”のお陰で
大変美味しくなりました。
木下酒造様のお酒はその美味しさにプラス、
“温めても美味しい”ものがたくさんあります。
写真1枚目の3つのお酒は
どれも玉川ですが、
アルコール度数12度台のやんわりは熱燗が!
北錦を使い蔵付酵母で醸した
ヴィンテージ酒は“上燗”がおすすめ。
最後にラベルに“コウノトリ”をあしらった
旨味と後口切れ良さがある生酛純米酒は、
ぬる燗がおすすめです。
冷酒、ひや、ぬる燗、上燗、熱燗、飛び切り燗…。
様々な温度で試してみて
自分好みの温度を見つけてみるのも
日本酒ならではの醍醐味だと思います。
ぜひお家でも、弊店のカウンターでも
召し上がってみてください。
本日もお客様のご来店をお待ちしております。
皆さまにとって素敵な1日でありますように。